2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマス・デコレーション

さてさて、賑やかな教室になった。 ここ、カウオンの町にはない華やかさだ。みんな珍しそうに覗きに来る。 「タイではクリスマスをお祝いしないの?」と聞くと、あまりパーティなどはしないそうだ。仏教の国だからね。 日本人はは商魂たくましくなんでも取り…

年の暮れに

もう師走に入るというのに、何やらどうでもいいことで忙しい。 さくらの木をもう一本増やし華やかにした。今日、教室のうしろの壁一面に、クリスマススリーをレイアウトした。明日デコレーションする予定で、年末にはクリスマスカードと年賀状を貼付けるつも…

きれいね〜!

教室の窓際で空を見ていた男の子が「きれいね〜!」と言った。 習った単語をすらっと言えるなんてすごい!なんだかとっても嬉しくなって、 「そうね、きれいね〜」と答える。 水色の空には小学生が描いたようなもこもこした雲がたくさん浮かんでいる。雨が降…

週末

いつも週末は授業の準備をして終わってしまう。 絵を描いたり教案を作ったり、けっこう真面目にやっている。日本語教師の模範とするモデルがないので試行錯誤だ。時間をかけて準備した教材や教案も毎回手直ししながら授業を進めている。 「そ〜んなことして…

緊急事態!

先日の日本語キャンプの報告書を作っていたら、突然写真のウィンドウが下に並んでいるアプリケーションのドックのなかに隠れてしまった。ウィンドウのヘッドバーが隠れてしまい写真の画面を引き出せない。ああ、報告書に写真を載せられないじゃんか。 あわて…

ヤルしかない!

人生にしまった!と思うときがある。 そう思ってもたいてい引き返すわけにもいかず、目の前はまっ暗やみ。いつも「ヤルしかない!」と自分を叱咤激励し前進するのだけれど、しているときってわけがわかんない状態。その1 山に行って朝から雨だといやんなる…

お断り!

1年4組の中国語から変更してきた生徒たちはなまけものばかりなので、ここはきっぱりと引導をわたした。 「はい、宿題をしてこない生徒は中国語クラスに戻ってください、日本語クラスはお断り!」 「???……(なんか、怒ってるみたいだけど)」と怪訝な顔…

日本語オタク?

「Makiせんせ〜」と声をかけられ、ノートを見せられた。ノートには 「さくら、きれいですね」と書かれていてびっくりしたなもう! それも、とてもきれいなひらがなで書いてある。それに「桜」の漢字まで知っている。 「えっ?すごいね〜!」とほめても、嬉し…

花の周りで

きれいなものに集まるのは、どこの国の人もみな同じ。 生徒たちは花の周りに集まって「さくら、きれいね〜!」と大喜びで写真をとっている。 「わたしは、さくらがすきです」とボードに書いたら、その下に生徒がタイ語を書いてくれた。ちゃん、ちょうぷ、さ…

教室の模様替え、その後

教室の模様替えは好評で、生徒たちは赤い縁のテーブルの周りに集まってたのしそうだ。 しかし、30人以上の生徒のクラスになると、後ろのボロい独りがけの椅子にダーっと座る。 そこで、すかさず側に立ち、 「頭の悪い生徒は後ろに座るんだよ。これは、どこ…

教室の模様替え

後期の高校生の目標は「話そう、日本語!」 それに合わせて机の配列を変えた。いままで生徒たちはボードを向いて教師と正対していたのを、ボードに対して横向きにした。後ろにあった大きなテーブルを前に引っぱり出して、テーブルごとのグループを作った。グ…

♪〜おむすびころりんすっとんとん♪〜♬

今日19日の天声人語で、人生の最後に食べたいものがある。「宇宙一の食いしん坊」を自称する作家、よしもとばななさんの場合は、意外にも「おむすび」だという。 前期の最後の授業のとき、おむすびを沢山作って「お弁当箱の歌」を歌ったら大受けだった。ま…

タイムスケージュールの変更

朝、オフィスの机の上に時間割がおいてあった。 「なに。これ?」とわたし。 「新しいタイムスケージュールよ」とインが言う。 「またあ!いいかげんにしてよね」と憤慨する。 後期が始まって二回目の変更だ。いったい誰が学校の年間計画を管理しているのだ…

映画「あしたのパスタはアルデンテ」

イタリア人のもつ陽気さっていい。ラテン系だから逞しく強い。 いい加減だけど、タイのいい加減さとはちょっと違う。しめっぽくないんだな。 情熱とおいしい食べ物の国。ああ、イタリアに行きたくなったぞ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜”5…

ロイカトーン

11月10日はロイカトーンのお祭りだった。 朝の朝礼によると、大切な水に感謝のお祈りをする日なのだそう。仏教の行事のひとつで満月の日に行われる。 バナナの葉を編んで花を飾った灯籠を川や池に流す。町にはいろんな灯籠が売られている。人々はろうそ…

日本語教師って、おもしろい!

日本語教師って、おもしろいと思う。 きっと、それはオリジナルな体当たり授業だからだ。 新米日本語教師のわたしたちは異文化のなかで五感をフル回転させ、日々、教科書以前のレベル&なまけものの生徒を相手に悪戦苦闘している。そのうえ、毎日のようにト…

ちいさな先生

放課後、2年生のギムがポードの前で中国語の友だちに日本語を教えている。 ギムの友だちのレックが中国語クラスから日本語クラスに移ってきたのだ。おしゃまなギムは中国語クラスの二人を相手に日本語の先生を始めた。 それが、わたしとそっくりなので笑っ…

「リンさんの小さな子」フィリップ・クローデル

表紙の絵の小さな赤と著者のプロフィール「トライアスロン、登山、釣りを好む」が気に入り手に取った本で、そのまま読み続けてしまった。 異国の港町に、赤ん坊を抱え難民として辿り着いた老人が、妻を亡くしたばかりの男と言語を越えた友情を育む物語。 戦…

選択科目の変更

中国語と日本語は選択科目になっていて生徒たちがどちらかを選択することになっている。 そのままの後期も継続してくれるといいのだが、どさっと中国語から日本語に選択を変更してきた。インによると、中国語の生徒たちの間では「日本語はテストの点が甘いし…

洪水の被害

タイ当局によると、7月末から10月15日までに297人が死亡、2人が行方不明、被災者は数百万人に上るという。道路は各地で分断され、タイ国鉄の北部線は運休し、国内線の空港も浸水のため閉鎖された。また、高速道路は自動車に駐車され交通に支障が出…

タイの歴史的大洪水

タイの集中豪雨は半端じゃない。雨は壁となって空から滝のように流れ、辺りは白く煙る。ダムは瞬時に溢れるだろう、と想像がつく。 毎夜、朝方まで集中豪雨が続き、今年は昼間も雨に閉ざされた。なんともダイナミックな雨と感激していたら、その結果がこの洪…

ただいまタイに到着

ただいま、無事に学校に到着! ひやひやしながらバンコク行きの飛行機に乗り込んだら、機内はがらがらで日本人は少ない。それに、いまバンコクの空港は空前のラッシュだそうで、上空で30分も待たされたが無事に着陸してほっとした。これもひやひやもんだっ…

小春日和

小春日和の今日、山友に誘われ長沼町の「静台」へハイキング。 小高い丘から収穫を終えた平野を一望にする。なかなか北海道らしい眺めだと思う。 長沼町は夕焼けも素晴らしく美しいのだ。いいよね〜!と自画自賛、北海道の良さを再認識する。 頂上で入れるコ…

「木洩れ日の家で」

帰国して早々、映画好きの友人に電話をしたら「あなたの好きそうな映画をやっているわよ」とお知えてくれた。好きそう?と言うからには多少は気に入るだろう、と思って出かけたが退屈だった。 91歳のお年寄りの日常を、ゆったりと舐めるようにカメラが追っ…

パシュパテナート

カトマンズの郊外ににあるパシュパテナート(火葬場)を訪れるのは2度目。 川のそばで台に乗せられた遺体が焼かれていた。近くにある「死を待つ家」では老人たちが歌を歌いながら暮らしている。 人はみな死に行くもの、ガイドのプラカスが「焼かれる前に、…