選択科目の変更

 中国語と日本語は選択科目になっていて生徒たちがどちらかを選択することになっている。
そのままの後期も継続してくれるといいのだが、どさっと中国語から日本語に選択を変更してきた。インによると、中国語の生徒たちの間では「日本語はテストの点が甘いし、やさしいから」と言う訳で中国語のできそこないが日本語クラスにやってきた。多いクラスで3、4人。この調子だと1割増しになりそうだ。
「どうすんの?また、わかんないからとうしろに集まって騒ぐだけじゃない・・・」とインに愚痴る。
いままで騒いでいた生徒をおとなしくさせるのに、飴とムチで大変苦労してきたのに、またのもくあみだ。
 点が甘いのは、テストの時に理解できない生徒に授業のように側で教えていたのだ。手っ取り早く隣の生徒の答案をコピーするよりは、ひとつでも覚えてほしいと思うからだ。

「う〜ん、頭が痛い」と言うとインが「そんな、心配しなさんな。時間がたてばわかるようになるから」と慰める。しかし、英語教師のケスは「出来ない生徒はいつまでたっても同じだよ、やる気がないんだから」とみもふたもない。
 肩の力が抜けて、いまいち力が入らない。どうしたもんかねえ。