洪水の被害

 タイ当局によると、7月末から10月15日までに297人が死亡、2人が行方不明、被災者は数百万人に上るという。道路は各地で分断され、タイ国鉄の北部線は運休し、国内線の空港も浸水のため閉鎖された。また、高速道路は自動車に駐車され交通に支障が出た。
 被災地ではボートに乗った空き巣が出没。自分の住むところへの浸水を防ごうとして、当局が積んだ土嚢を壊すトラブルも発生。保健省では医薬品、生理用品の他、コンドームをヘリコプターで輸送。被害が大きいアユタヤでは世界遺産が浸水し、観光用のゾウは高台に避難した。

 タイ商工会議所によると被害額は10月12日現在で約1600億バーツ(日本円=×2.5)に上る。
また労働者保護の問題で、現政権は一時休業で給料を支払う必要がある場合は最低賃金を一律1日300バーツへ引き上げる検討をしている。(---from newsclip)


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