♪〜おむすびころりんすっとんとん♪〜♬

 今日19日の天声人語で、人生の最後に食べたいものがある。「宇宙一の食いしん坊」を自称する作家、よしもとばななさんの場合は、意外にも「おむすび」だという。
 前期の最後の授業のとき、おむすびを沢山作って「お弁当箱の歌」を歌ったら大受けだった。また食べたいとさわいでいる。タイの生徒もおむすびが好きらしい。お米の国だからだろう。
 そこで、後期の最初の授業で2年生と3年生に、日本昔話から「おむすびころりん」のアニメーションを見せた。
 リズムがおもしろいらしく、おむすびころりんすっとんとん♪〜♬、と机を叩いて調子を合わせている。だれかが「あっ?おむすびのホールインワンだ!」と言ったのには笑ってしまった。
 お話がかんたんなのと、登場人物が「家族」で勉強した、おじいさんとおばあさんなのでわかりやすい。ストーリーの展開も分かったようで、10個ほど用意した質問にもさくさくと答えられた。
 生徒たちはわたしの話す日本語しか聞いていないので、自然なスピードの日本語を聴き取れるかどうか不安だったが、最後にもう一度アニメを見せて、「さあ、いくつ日本語を聴き取れたかな?」と質問して、ボードにかき出した。けっこう習った単語を聴き取れていて、まんぞく、まんぞく。
 みんなで、♪〜おむすびころりんすっとんとん♪〜♬、おじいさんころりんすっとんとん、と歌っておしまい。