年の暮れに

 もう師走に入るというのに、何やらどうでもいいことで忙しい。
さくらの木をもう一本増やし華やかにした。今日、教室のうしろの壁一面に、クリスマススリーをレイアウトした。明日デコレーションする予定で、年末にはクリスマスカードと年賀状を貼付けるつもり。

 赤と緑の配色って、エネルギッシュでなにやらたのしくなる。
プラスチックボードをカットして、あれこれデザインを考えていると、子供たちが小さかったころを思い出した。
 う〜ん、子供って育っちゃうとつまんないもんだなあ、と思う。タイの子供たちがかわいいのは、まだ幼くて未知だからだろうね。すくすくとタケノコのように伸びて行く子供たちがとても眩しい。

 生徒たちが出入りし、「せんせ〜、きれいね〜」と喜んでくれる。そうか、そんなに喜んでくれるなら、がんばっちゃおう!
 高校2年生は貼り出してある書道をみて、「これが、したいという」「オーケー、来月ね」と答える。高校3年生は「寿司を作りたい」という。「わかった、来月ね」とまた同じことを言う。高校1年生のろくでなしたちは、また、たこやきが食べたいそうだ。 「わかった、わかった。来月ね」と同じ言葉の繰り返し。
 これじゃ、来月もまた忙しくなっちゃうね。