かわいいお客さま


 札美で知り合ったおとなりのかわいいお嬢さん。
「遊びにおいで、一緒にご飯食べよう〜!」と誘ったら、やってきた。


 お金がないから美大はいけないと言っていたが、いま入学を考えているという。けれど、親に反対されているそうだ。
どうすれば、やりたいことをして生きていかれるだろうかと真剣に悩んでいる。やりたいことをして生きて来た老先輩としては、「やりたいことやらないで、何やるの?」の心境なんだけど、家族の迷惑やまわりの反感もあったから、おいそれとは勧められない。


 母親は、専門職の国家資格もあるのに何を今更? 美大に行っても就職はないと心配しているという。世間でいう「正当な生き方を...」をと言うことらしい。正規の仕事について、経済的に心配のない人と結婚すれば安心するんでしょうね。


 話を聞いていると頑固な性格らしいから、多分好きな道に進むだろう。
美大は学費が高いし、画材も高くて大変なんだけど「美味しいものご馳走してあげるから、頑張んな!」と応援する。