新シルクロード

 
 週中の日、新シルクロードを見た。
と、いうのは繋がらないネットにイライラして、建物の中を見まわしていたら、電話会社のルーターを発見!「いつのまに?」
 寮内のネットはいつ繋がるのかわからないので、さっそく電話会社に電話して繋いだ。ーーーもしかして、繋がらなくしたのは会社の陰謀? ま、いっか、つながれば。


 タクラマカン砂漠の小高い丘に千の棺が眠るという。
赤く塗られた墓標の下に眠る千の棺。ここは「死者たちの宮殿」と呼ばれている。積み重なった地層の一番下は4千年前に遡るという。
 二層目から発掘された美しい女性のミイラは舟の形の棺のなかに収められていた。深い眼孔に、閉じられた長いまつげ、高い鼻に薄い唇はヨーロッパ系の白人だそうで、神秘的な微笑みを浮かべ静かに眠っている。胸に置かれた草編みの小さなカゴには小麦の種が入っていて、中国で小麦が栽培された漢の時代から千年遡るとのこと。


 ここは太古の昔、川や森があり、牛や羊を飼い小麦が栽培されていたのだ。
ずいぶん昔にシルクロードを訪れたことがある。ウルムチカシュガル桃源郷のようなところだった。
 ローランの「千の棺が眠る場所」を最初に発見したのはベリーマンという考古学者で、彼は44歳で急死したそうだ。墓を訪れた人は死ぬ、という言い伝えがあるそうな。ーーー死んでもいいから、行って見たい........。