日本語キャンプ その2

週末の三日間、ウボンラッチャタニーの郊外のリゾートホテルで行われた日本語キャンプに出席した。
タイの教育省の主宰で、各学校の参加生徒10名と引率の教師はすべて無料だ。日本語教育に関わっている教師たちがサポートする。
日本文化を紹介するさまざまなアクティビティがあり、生徒のスケージュルは朝の六時から夜の九時半までとハードで、サポートするわたしたちも大忙しだ。
国際交流基金、JACAからタイに日本語教師として派遣されている若者たちに会い教育現場の情報を得ることができた。また、大学や中高一貫校での状況も知る事ができてネットワークが広がったのがうれしい。

他にも、ユニークな経歴の若者との出会いがあった。ダンスを通して日本語教師をしている木村圭佑さんは17歳の時、首の骨を複雑骨折し、厳しいリハビリをして復帰し、ダンスで日本一になり文部科学大臣賞受賞の栄誉を得たと言う。花笠音頭やワッハッハダンスの振り付けはエキサイティングで、アンコールがかかった。

ニューヨーク出身のクリスはカラシーン県のロイエットで英語と日本語教師をしているという。
大学で日本語を専攻したあと、5年間沖縄に住んでいた経歴の持ち主で、もちろん日本語はぺらぺらだ。毎日、朝日新聞天声人語と社説を読んでいるというから驚きだ。日本人のようにスムーズに話ができるので、外国人のような気はしない。日本語を学んだ立場から、おもしろいアイデアを教えてくれた。
生徒たちをサポートしながら、わたしも日本文化を再発見した数日だった。

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