思い出づくり

 日本語教師のお師匠さんが「なにか、思い出に残る授業をしたほうがいいよ」とおっしゃった。
 彼は6年間、マレーシアとフィリピンの大学と高校へ日本語教師として赴任し、ずいぶん奮闘したわりに、生徒は「なあん〜も、覚えていなかった」そうだ。

 生徒たちは「イベントの相撲がおもしろかった!」と口々に言い、日本イコール相撲の国になったらしい。彼は大学時代、相撲部だったそうで、相撲のおもしろさをとくとご講釈受け賜った。
 第一に、相撲はスキンシップにいいそうだ。第二に、準備はいらない。床にテープを貼るだけでオーケー。第三に、ルールが簡単。土俵から出すか、土俵内で倒せばいい。装備はジャージを着て、まわしの替わりに腰にベルトをするだけでいいそうだ。体が大きいからって強いわけではないそうで、勝ち抜き選は最高に盛り上がるそう。


 子供時代、相撲は娯楽だった。大鵬柏戸の優勝戦に湧いたっけ。それ以来、相撲は見ていない。
そうか、やってみようかなあ、と思う。お師匠さんに来てもらおうかしらん?


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