次年度の契約

 次年度の契約について外国人教師担当のチュンポーン先生から話があった。
次年度の給料の値上げは、なし。3月、4月の休みの分の給料は今年は支払わない、とのことだ。休みの分は支払わなくていいから、給料を値上げしてほしい、と要望したが、校長はすでに決めているから話し合いには応じないとのことだ。前任の日本人教師は12000Bだったのだから、20000Bは高すぎる給料だという。
 昨年度のタイ東北部の中高一貫校の給料は15000B〜21000Bだった。日本円にして4、5万円だ。タイでは暮らしていけるけど、日本に帰国する足代が不足する。細々と毎月の給料を貯めて飛行機代に当てている。みんな、若いのにけなげに頑張っていると、感心している。
 それに比べて、日本政府からのボランテア日本語教師の給料は1ヶ月42万円と聞いた。わたしたちの1年分の給料だ。え〜、タイでは使いきれないね、と驚いた。日本企業のハイソサィティな奥様たちがバンコクのブランドジョップで気軽にお買い物ができるのも、それ以上のお給料ってこと? なんだか、貧乏日本語教師には、どちらも雲の上のお方のような気がする。
 わたしの契約に話をもどせば、すでに生徒と「ことしも勉強しようね」と約束したので給料が上がらなくても、まあ、ここにいるだろうね。
 生徒も楽しそうだしね。もちろんわたしも楽しんでいる。


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