「サケは海からの贈り物」札幌消費者協会

 食卓に北海道産のサケが出回る季節。子供の頃からサケとイクラが大好きで、一人暮らしになってもサケは半身で買い、この時期はイクラをご飯の上にてんこもりにして食べる。なんたってサケは魚の王様だよね。


 札幌消費者協会主催、水産総合研究センターの永沢氏の「意外に知らない鮭のおはなし」を聴いた。
天然ものと養殖ものの見分け方や輸入先、サケの回遊、北太平洋に出現するサケ・ますの認識や年齢の見分け方など興味深いお話を聴けました。
 現在、サケの輸入量は20万トン強で、日本での捕獲量を若干上回っているそうだ。輸出量は多い年で6万トンを越え、主に北海道道産で輸出先は中国だそう。現在の日本人は輸入もののサケを食べて、天然の餌を食べて戻ってくるサケを輸出に回しているとか。
 わたしたちは、狭いリアス式海岸で人口餌で太らした危ないサケを食べ、天然の餌を食べた安全なサケを中国に輸出しているのだ。何だかもったいない話。


 アラスカでサーモン釣りをしたことがある。
一度はアンカレッジで河口での竿釣りと南東アラスカのシトカで沖釣り、二度目はマッキンリーのふもとのタルキートナー川でボートで流し釣り、三度目はヘインズでの囲い網漁だった。
 アラスカでは5種類のサケが捕れるそうで、一番美味しいのはサカイサーモン(ベニサケ)だった。ドックサーモンといわれるシロサケはそのまま海に捨てるか、犬の餌にしていた。


 夏から秋にかけて2ヶ月間滞在したことがあり、その間サケは食べ放題だった。桟橋で三枚に捌いて中骨と卵は海に捨てるので、もったいないと持ち帰り、業務用オーブンに並べて焼き、身をほぐしてビン詰めにした。卵も醤油とみりん、お酒をいれて漬け、ブルーベリージャムと一緒にリックに忍ばせて日本に持ち帰った。

 スモークしたサーモンに地ビールは、やめられない止まらないで、これがあるんだったらアラスカに住んでもいいかな、と思うくらい美味しい。タルキートナー川で釣り上げたサケは冷蔵便で日本に持ち帰ってルイベにして食べたら最高だった。
 あ〜、タイプしているうちにヨダレが出てきた。またアラスカに行こうかしら?来年、セーラとコーラスのウェディングパーティがあると招待状が届いた。