日本語ボランテア「たんぽぽ」

 日本語教師としてタイへ赴任するまえにボランテアグループの「たんぼぼ」で日本語を教えていた。
 北海学園大学では日本語教師課程の決められた単位数を取得すれば日本語教師の資格を得られる。実践の授業はなかったので、どんな教材を使い、どう教えるのか、雲を掴むように頼りなかった。先輩のスタッフに教案の作り方から時間の流れまで、懇切丁寧に指導していただいた。
 1年間、ここで教案をチェックしてもらい模擬授業をし、生徒の前で1時間半の授業を行った。この経験があったからこそ、タイでも落ち着いて教えることができたと感謝している。



 タイにいる間は、年に2度は帰国していたが、すぐさまネパールの山に飛んでいたので、お礼に伺う時間もなくご無沙汰していた。大学でお世話になった日本語教授法の先生が会食にいらっしゃるというので、なつかしい「たんぽぽ」のスタッフと再会した。
 
 みなさん、教え方が上手でそれぞれ独特のスタイルを持っている。授業をするには、いい授業をたくさん見て研究をしたほうがいい。タイにいたときも学校が休みのときは他の学校の授業を見学させてもらった。
 あはははは、けっこう真面目に取り組んでいましたね。相手はもの言わぬ土器や石器と違って、人間ですからね。



 先日、大学でタイのプレゼンを頼まれたとき、恩師が「すごく良い授業ですね。そこまでできるとは思わなかった」と誉めてくれた。山友に「あんたが日本語教師になって、どうすんの?」と言われてたので、嬉しかったっす!
 学生のリアクションもよく「カッコいい!」と好評だったとか。お〜、北海学園大のみなさんありがとう!