色紙による表現ーー抽象


 形と色彩を折り紙を用いて抽象的なものを表現する。
たとえば、Josef Albers のように、正方形を入れ子にして色彩を変えることによってイメージを変化させた作品。色の面積/色のバランス/垂直/水平/斜線/繰り返しなどで構成し、まとまりのある作品を作る。


 みなそれぞれ思い思いの作品が出来上がり、形と色彩だけを見ていると楽しい。しかし、構図に問題があるそうで、「帯に短し襷に長し」ってとこかな。ーーー難しいです。

 総合的なアドバイス
  * 多形にするとまとまらない。欲張りすぎない。
  * 主役の図形を決めないと画面がバラける。
  * 色がありすぎてもよくない。目立つものは分量を抑える。
  * 作品を勘ぐることによって魅力的な作品になる。縦横を反転させてみる。
  * アクセントを2個設けると、繰り返しが生きる。またジグザクは爽快感を生み出す。

 料理の味付けと同じで、出来上がりの色と形のバランスを想像するといいそうです。ーーーそれならわかります。あじ味をするとき、塩がたりないかな?とかスパイスは効き過ぎていないかな?とか考えてから、これでよし!となるもの。


 わたしへの批評はこう。
リズムがあり、楽しい感じがする。明暗もあっていい。「半径の上のこの短い棒はなんですか?」と聞くので、「構図が円だけなので寂しいかな?と思って短い縦線を加えました」と答えたら、「ない方がイメージが広がります」とのことで、棒は取り除きました。


By Kazuo Nishimura 最小限度の色で表現した。繰り返しと余白のバランス/色の上下/はみ出す線を意識したそうです。↓