「図書館魔女の本の旅」大島真里
元、図書館司書だった筆者が本を紹介し、本の世界を旅する。
谷川俊太郎/モンゴメリー/サン=テグジュペリ/E・L・カニグズバーグ/M.ミッチェル/柴田翔/福永武彦/辻邦生/沢木耕太郎/井上ひさしと続き、向田邦子/須賀敦子/三岸節子/志村ふくみ/伊藤野枝から、カズオイシグロと幅が広い。
著者は団塊の世代で、同じような読書歴だったことに親近感を覚えた。
ファンタジーにも詳しく、「ゲド戦記」「ナルニア国物語」、そして、今話題のノーベル賞作家、カズオイシグロのファンタジーについても述べている。
面白そうな本を手にするとその場に座り込んで読みたくなる。
図書館で数冊借りてリックに入れると、背中の本の中身が気になってしょうがない。家に戻り、とりあえず一番興味がある本を手にし、そのまま一気に読み上げてしまう。
本も山と同じで、登れば登るほど登りたい山が増えるように、読めば読むほど芋ずる式に読みたい本が増え、本の虫と化する。
ーーーあ〜あ、本が気になって絵筆が持てない....。