立体構成


 課題:紙と線を融合させて実際に立体を作る。
ケント紙と木の角棒を使い、多面性のある立体を構成するとのこと。立体なんて箱以外に作ったことがないのでどうしたものか。


 それで、月と屋根をイメージしたものを作ることにした。こんな屋根の家があったら、空を眺めるのが楽しいだろうと思いながら、カッターで丸、三角、長方形と窓を切り抜く。
 そういえば、バレンシアで見たローマ時代のサウナの天窓に、星が数個、型抜かれていたのを思いした。あのときはボルドーで英語教師をしているアナが「いいところがあるのよ」と案内してくれた。室内の石壁は乳白色で、見上げたドーム型の天窓に青い星が爽やかだった。


 批評はこう。
多面性があり、木も使うべきところに使っていて一つの作品になっている。裏面になにも施してないので、立体としては片面からしか見られない。もし、影を生かすとしたら、この方がいい。
 ーーーはあ、時間がたりませんでした! 裏面は切り抜いてトレーシングペーパーを貼るつもりです。





 先生の作品:細い棒を並べたら五線譜のように美しいので、それを強調したという。