イタリアン・ナイト


 元、イタリアン・シェフと知り合いになり、美味しいパスタとワインをご馳走になった。
自宅にあるのは、もちろんプロの調理道具。素人が喉から手が出るほどセンスのいいものばかりで羨ましくなる。わたしがプロの道具を使ったところで、味が良くなるわけではないんだけどね。
 ーーーまあ、道具はさておき、美味しいものを食べると舌が味を記憶するってことはあるわね。


 今日のメニューはムール貝と2種類のパスタ。イワシのパスタとキノコ、ポルチーニ(ヤマドリダケ)のパスタで、魚屋に注文したという新鮮なイワシは美味しかったし、癖のある香り高いポルチーニ茸は今まで使うことのなかった脳を刺激して、もう絶対忘れないと思う。
 それに、イタリアの白ワインがフルーティなのに甘くなく、且つキレが良く、時間が経つほどにコクが増して最高だった。最高レベルのイタリアワインなんだとか。ーーーレベルの表示の読み方も教わりました。


 デザートはもちろん、テラミスですね。これはわたしの担当。
イタリアの友人、マリナから教わったレシピだし、チーズ以外の材料はスペインで求めたものなので、同じ味になりました。甘党の友人はタッパーの半分を平らげて、びっくり。ーーー楽しいおよばれでした。


 ーーー帰りはお腹が重くて、坂道を登るのが大変でした...。