形を撮るの上手いですね〜!


  若者から「形を撮るの上手いですね〜!」と言われて、
「いや〜、なんのなんの。兜を画面に収めるのが大変だったんだって...」といかに難しかったを説明。お互いに石膏像で苦労しているので親近感がわく。


 彼は仕事を辞め、いまは社会復帰のための事業所で働いているらしい。
仕事は4時で終わるそうで、4時半くらいにやってきてアトリエで軽食を取ってから始める。ずっと石膏像を描いていたが、いまはパステルで静物を描いている。色の混ぜ方が綺麗で石膏像よりはいい感じ。ここは彼のホットスポットになっているのかな?と思う。


 無心に鉛筆を動かしているのは精神衛生上いいのかもしれない。
山歩きもそうで、自然のなかで足を動かしているうちに浄化されるというか、何も考えなくなる。頂上にたどり着いても着かなくても満足度は同じで、その空間に身を置くことがいいのだと思う。


 手足が動くうちは、あちこち出かけて五感を刺激すると体にも頭にもいいね。
 ーーーわたしゃ、まだまだ足腰達者で元気でござる、と生きたいもんだ。