ずうずうしいわね.....


 「油彩はお金がかかるよね」と若かりし頃、絵を描いていた友人に言われて、
 「もしかして、油彩が売れるかも?」と言ったら、「まあ、ずうずうしいわね.....」と呆れられた。

 フレーム織りを頼まれた友人に「油彩を始めたから、それも見てね」と言ったら、油彩もいいね、と気乗りだったが、彼女は機絵をチョイス。ーーーいい選択でした。油彩を売ったんじゃ、気になって仕方がないもの。


 で、お金が入ったので高価な額や足りない絵の具、筆、スケッチブックなどを注文した。
これでしばらくは絵が描けるはず。水彩用スケッチブックは絵の具がなくなったときのため。これで水彩も始められる。


 人生先が見えて、やりたいことをしよう、と日本語教師を辞めて帰国したら、「えっ、まだ、やりたいことあったの?」と驚かれた。

 それが、あったのよね。あれをやっておけばよかったなぁ、と思うことはないだろうか?と自問自答したとき、それが絵を描くことだったってわけ。
 いままで、美術館巡りをした分、目も肥えているはず、と気楽な気持ちで始めたが、見るのと描くのとは大違いで、頭と手が一致しないね。頭ではあんなイメージで、こんな絵にしたいと思っても、目の前にはバランスも悪く、どうしょうもない絵があるだけ。最近は夢でも絵を描いてるわ......。


 ーーーまあ、可愛いお友達もできたことだし、ゆるゆると楽しみましょう。