タイ料理


 もと派遣先のヤイムアジアへタイ料理のお呼ばれ。
日本語教師の若者が大学の修士課程に進学することになり、昼からビールで乾杯。久しぶりにヤイムアジアで派遣された元勤務先、カンジャナ・スクールの話題やタイ東北部のローカルな話題で盛り上がった。


 昨年、タイの国王が亡くなり、国民は1年間喪に服している。タイでは王様はもちろん、偉いお方やお坊さんが亡くなった場合、何日も告別の式典が行われる。暑いタイでどうする?と遺体の保存の話になった。
「棺桶に大量のドライアイスを入れるとか?」と問うと、
「タイの棺桶は電源がついてるのよ。そうよ、冷凍庫なのよ〜!」という。


 それに、遺体は家になかに入れないで庭に作った小屋などに置くんだそう。そこに延長コードを引き込んで棺桶を安置するというわけ。数日後に火葬する段になり、電源をオフにしておくのを忘れた場合に問題が起こる。なぜかって?凍ったまま火葬することになるので生焼けになってしまうんだそう。ーーー知らんかった.....。


 同じ仏教国なのにタイの慣習は随分違いがある。
文化、宗教、慣習の違いはお互いを尊重しあわないと時に軋轢を招く。タイに暮らして、文化、慣習の違いを面白いと思い、楽しむことができたことは幸いだったと思う。