「人生フルーツ」ドキュメンタリー映画


 東海テレビが製作した建築家の老夫婦のドキュメンタリー。
高度成長時代に愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンに関わった津端修一さん。自分が構想した企画が採用されず、ありきたりのマンモス団地が出来上がった。


 その団地の片隅に400坪の土地を購入し、背後の裏山と合わせて、40年間かけ雑木林を再生させる。家の周りに50種類もの実なる木を植え、70種類の野菜を育て、妻の英子さんがそれをご馳走に変える。英子さんは刺繍や編み物、機織りと手仕事をこなし、二人の暮らしを美しく彩っている。


 自然に添った淡々とした暮らし。
『家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけないーーール・コルビュジェ』の言葉通りに、二人の宝石箱にはすてきな時間が詰まっている。 ーーーん、暮らしってそうでなくっちゃね。


「人生フルーツ」 https://youtu.be/1Sg7oJi-kc4