美味しいもの女子会


 同郷の友人が道南の海幸を運んでくる女子会。
今回はお手製のホッケのかまぼこと寒の岩のりをいただいた。ホッケのすり身はプリプリした魚そのものの旨みで、焼いてもお味噌汁に入れても美味しいし、寒海苔は黒々と光沢があり懐かしい磯の香りがする。


 生前、母がこの時期に送ってくれていたがもう口に入ることはないと思っていたら、実家から届いたのよ、と持ってきてくれた。思いがけない手土産に「わ〜、もう食べれないと思ってたわ〜!」と大喜び。


 シニア女子会は話題が飛んで首尾滅裂。
マイケル・ジャクソンって、どうして色が白くなったの?」と聞けば
「そうそう、その放送を録画してあるから、ダビングしてあげるわ。ハイジのアニメもいる?」となり、ハイジのおじいさんのチーズが食べたいとなり、それにしても録画したものの整理が大変という話になり、ジャクソンの話はどこかに消えてしまう。


 固有名詞もなかなか出てこなくて「あれあれ、あの映画のあの人、名前が出てこない.....」というと、
「ああ、あの女優ね?」とこれもまた名前が出てこなくても、「そうそう、その人がね」とお互いに納得し、摩訶不思議な会話が続く。


 みんな家庭を持っているので、今日はわたしがホスト役。話を聞きながらテーブルに座ったままの友人たちにフルコースを運んだ。
 本日の前菜はアボガドと生ハムの生春巻き&音威子府蕎麦の温野菜サラダ、メインは手作り水餃子で、デザートは友人の庭で採れたベリーのタルトとレアチーズケーキ。


 「レストランみたい!」と喜んでくれて、大満足な午後のひとときでした。