山友


 山友がネパール旅から帰国した。
毎年、春と秋はヒマラヤの写真を撮りに通っていて、写真を楽しみにしている。今年はどんな写真が撮れたやら。


 なぜだかわからないけど、中学生ころから山の写真を見るのが好きで、クラビアを切り抜いては箱に溜め込んでいた。
あのころ、険しい山岳に人間を寄せ付けない畏敬のようなものを感じ、「山のあなたの空遠く幸いすむと人の言う...」などど、詩を諳んじておりました。きっと夢見がちな年頃だったんだと思います。


 いまでも、山に対峙すると真摯な気持ちになりますね。
山に入ると、なにやら森の精気が入るというか、リカバリーされて元気になります。
だからだろうか、山屋はみんなとても元気です。一般人に比べ、心身ともに軽く一回りは若いでしょうね。


Photo by Teru