シルクロード ・レクチャー in 陶器美術館

旅行会社のフェルナンドがシルクロードの陶器についてのレクチャーを開催した。
講師は人類学の教授で建築家のフェルナンドとカミラの博士号の教授でもあり、有名な方だそう。

オリエントの陶器に興味があったので参加した。
開場前から長蛇の列で、狭い会場は人で溢れた。当然椅子が足りず会場に入りきらない。スタッフに文句をいい、リザーブ席に強引に座って動かない。ーーー恐るべし、スペインのおばちゃんパワー!


2時間半の講義は、写真と地図があったので言葉が分からなくても楽しめた。
講義のあと、日本レストランで講師を囲み、美術館のデレクターや二人のフェルナンド、スタッフとの会食が催された。


人類学の教授の余談がとてもおもしろく、芸術、文化、慣習など多岐にわたる。
彼が言うには、男は不完全で女の方が完全なのだと言う。なぜなら、女は子供を産む選択ができるからだそう。母親は男の子を強くなるように躾け、男は子孫を残すために強くなろうとする。女もまたDNAにより強い遺伝子を持つ男を選択するというわけだ。生物学的に自然なことで、男は外でパワーを持つが、結婚すると妻に母親を求めるそうだ。ーーーなんか、日本男子に似ていません?


大いに笑い、食べて飲んだ会食でしたが、日本料理がイマイチで寿司米がバレンシア米で芯がある。パエリヤのような感じ。トッピングもマヨネーズ味で、醤油もステッキーなソースを使っている。アボガドとサーモンをこってり混ぜた前菜は、もっとサックリと両方の味が楽しめるように合わせ、皿ごと冷たくして出したらよかったね、味がもったりしてたもの。日本食を取り入れたフレンチレストランって感じ。


ーーーーと、心の中で文句を垂れながらご馳走になって、支払いは旅行会社のフェルナンド!
翌日のレクチャーは建築家のフェルナンドとカミラで、シルクロードの建築について講義する。二人はアムステルダムの建築部門でノーベル賞を貰ったヨーロッパでは有名な建築家で、北海道大学でワークショップをしたことがある。