卵かけごはん


 先日、山菜採りに行った帰りに近くの農場で有精卵を買った。
さっそく、圧力釜で白米を炊いて、お楽しみの卵かけご飯を食べた。ーーーう〜ん、美味しいです!


 昔、卵は貴重だった。
母の実家は農家だったので馬やら鶏がいて、鶏小屋に卵を取りに行くと、雄鶏がケー、コケッコと騒ぐので怖かった。おそるおそる生暖かい卵を失敬して、卵かけご飯を食べるのが楽しみだった。


 わたしは白身を外して、卵の黄身だけをポンと乗せて醤油をかけて混ぜる。ほんとは白身も一緒に食べるのが健康にいいそうだ。
ーーーためしてガッテンで見たんだけど、なんでいいのか忘れました。


 と、ここまで書いたら、見てしまいました! 卵かけごはんのコマーシャルを.......。
ごはんの真ん中に卵を落とすのまでは同じ、その上にパッパッと白いものをふりかけている。
ーーーまっ、まっさかの味の素じゃん! 信じられない。


 あ〜あ、タイでなにが嫌かというと、なんにでも味の素がゴッソリ入っていること。3日も食べたら頭が痛くなる。
外食のときは必ず「まいさい、味の素!(味の素入れないで)」と頼むが、「まい、あろ〜い(おいしくないよ)」と、どこでも同じ答え返ってくる。いま、ミャンマーも味の素に汚染され始めていると聞く。
ーーーあの、妙な甘さが耐えられんわ。


 旨味は天然の素材で出したら、それぞれの旨さが味わえるのにね、日本人は味覚に長けていると思うのよ。ケミカル味は、なんだかなぁ......。