日本語能力検定試験対策


 帰国のため、受け持ちの学科の期末試験を早くしたら、終えた後に試験期間が一週間延長になった。
そこで今週は受験対策をすることにした。すでに三回にわたって試験問題をコピーしたものを渡し、12月6日の試験日まで勉強記録をつけるようにダイアリーもあげた。ーーーどうかな?と思っていたんだけれど、予測通りでした。


 前に座っている生徒たちは真面目に日記をつけ、渡したプリントもすべて終えているのですらすら答えられるが、後ろに陣取っている生徒たちはなにも勉強していない。助詞の使い方もちぐはぐで、だいじょうぶじゃないねぇ....。


 二級を受験するパヌくんに「意外」と「案外」の違いと使いかたを聞かれて、はたと困った。
使い方は説明できても、二つの違いはどう説明すればいいのだろう? いずれも意味は同じであるが、ニュアンスが違う。家に戻って調べたら、「意外」は想い/考えていたことと事実との違いに。「以外」は物に対して。案外は意外よりも弱いニュアンスで、思いがけないこと/思ってもみないことに使う。


 実際には「思っていたよりも」と読み替えて意味が通じれば、「意外」を使うといいそうな。ーーー難しいっすね、日本語。勉強になりました!