「日本文化」中間試験


 言語を学ぶことは、その国の文化を学ぶことでもある。
日本語の持つ社会的背景があり、また日本の文化を学ぶことによって、自国の文化をより知ることにもなる。
 それで、「文化について」昨年より、わかりやすく写真や映像を使って授業をしてきた。目で見て理解できるように、それを言葉で表せるように、タイの伝統文化と照らし合わせて指導してきたつもりだった。


 ところが、半分くらいの生徒が理解できていないんだね。
3年生は真面目な学生が多く授業中はメモを取っていたし、なぜだろう?
 自分の言葉で回答していたのは5、6人ほどで他の生徒は前後左右をコピーしたように同じ答え。タイの生徒たちはコピーして間に合わせるのは朝飯前で、面倒なことは考えたくないのだ。


 これはタイだけではないのかもしれない。
日本の学生もネットからコピー&ペーストでレポートを作成して提出するのが当たり前になっている。学生は頭を使わず、それらしきレポートをコピー&ペースト間に合えばそれでいいと思っているのかもね。


 後期は2年生に同じ授業をするから、もっとわかりやすく、シンプルに、そして興味を持つような組み立てをする必要がある。