中間試験


 3年生の通訳テスト。日本語からタイ語に通訳する課題。

 実際の人物の自己紹介を通訳してもらうことにした。各写真をボードに貼ってリアル感を出した。どれに当たるかはくじで決めた。
     Aさん、京都教育大学へ留学中。
     B氏、「セーヴァの会」タイのイサーンで就学援助をしている。
     Cくん、東京の高校から、タイのコラート高校へ留学中。
     D先生、シーサケット・ラジャバット大学の日本語の先生。

 事前に新しい単語を勉強し、自己紹介を聞きながらメモを取り日本語に通訳する。自己紹介を2回繰り返し、審査はタイ人の先生にしてもらった。
 ーーー緊張していましたが、だいたいのポイントは聞き取れていましたね。



 タイ語から日本語への通訳は「笠地蔵」の絵本。6枚の絵のタイ語を読みあげ、日本語に訳した。
文章の方が大変で、ストーリーになっていない。そして、初歩的なミスが多い。昔話のパターンを練習したのに、現在形にしているとか、まだ助詞の使い方がわからないとか。
 ーーーん〜、どう、教えよう。ちょっと大変かも。

 2年生に作文を教えているが、1ヶ月間日記を書いてもらたこともあり、助詞の使い方などが良くなった。翻訳と通訳は違うので、教え方に悩む。




   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『「通訳」と「翻訳」は、共に一つの言語を異なる言語に置き換える作業である。なので、翻訳ができれば通訳もできるだろう(逆もまた然り)、と世間では思われがちだ。しかし、実は、その性質は作業的に大きく異なるのだ。
1)表現形式の相違

当たり前のことだが、「通訳」は声を通じて言語を訳すのに対し、「翻訳」は文字によって言語を訳す。つまり、翻訳者は文章での表現力が、通訳者は音声での表現力が必要となってくる。


2)制限時間の相違

「翻訳」は基本的に締切はあるものの、原文をもらってから辞書を引いたり、表現を吟味したりして、じっくり考えながら訳せる。これに対して「通訳」は、聞いた事柄を瞬時に正確な日本語に直さなくてはならない。知らない単語があるからちょっと待って、などとはいかないのである。


3)訳し方の相違

通訳には、翻訳とは異なる訳出技術がある。特に同時通訳の場合はそれが顕著になる。

簡単な例文で示してみよう。
"Last year, I stayed in the US to attend an exchange program thru Colombia University for a year."

これを簡単に翻訳する場合は、
「昨年、1年間のコロンビア大学交換留学プログラムに参加するため、アメリカで暮らしました」
となるが、同時通訳の場合は、最後まで待っていてはとても間に合わないので、聴き取ったそばからどんどん訳していくため、次のようになる。

「昨年のことですが/私はアメリカに滞在していました。/コロンビア大学の交換留学プログラムに参加するためで/期間は1年間でした」

つまり、訳すための「テクニック」に大きな相違があるのである。
以上のことを考えても、翻訳者と通訳者では、身につけなくてはいけないスキルが大きく違ってくる。』



 ーーーサイトから引用。わたしもそう思い音声を訳すことに力を入れている。みんながんばろうね〜!


通訳キャリア・ウーマン http://www.hicareer.jp/inter/