書き初め「馬と熊」


 ミュークとチャールズがお姉さん宅にいくと言うので、日本食ランチを作った。
 ーーー来年まで会えないので忘年会かな?
 ところが、風が強く停電になり、挙げ句は断水だ。ご飯が炊きあがり、ソーメンも茹でたあとだったので危機一髪、難を逃れました。しかし、昼間でも真っ暗な部屋はヘッドランプをつけてのランチタイムに。


 本日のメニューは巻寿司と冷やしソーメン、デザートはカスタードクリーム入りのバンケーキ。冷やしソーメンを初めて食べると、珍しがっていましたね。「日本では麺類を食べるとき音を立ててもマナー違反ではないのよ」と説明。
 ーーー外国人は麺をすすることが出来ない人が多いね。

 
 今日の話題は埋葬について。
丁度、鉄器時代のタイのお寺の発掘報告書を読んでいて、お国では火葬か?土葬か?の話になった。

 アメリカやフィリピンのクリスチャンは土葬だそうよ。外国で死んだらどうなるの?飛行機には乗せられる?腐らない?と質問したら、冷凍にして運ぶそうだがエア会社は縁起を担ぐので、遺体は運ばないそうだ。フィリピンの航空会社だけがOKだそうで、運び賃は普通の2〜3倍するとか。


 ミュークが発掘された骨の写真を見て、「彼らは肉食だったんだね、歯が鋭いもの」と言った。
「え? 詳しいわね。何を専攻したの?」と聞くと「サイエンス」とのこと。解剖学も勉強したんだとか。
 

 チャールズが遺体を後ろ向きに土葬するときもある、と言うので「まさか、冗談でしょう?」と聞き返すと、本当だそうですよ。「キスはうしろに...」の意味だそう。

 
 最後の仕上げにお二人に書き初めをしてもらうことに。
好きな言葉と来年の抱負を聞いたら、チャールズは「馬」が好きで、ミュークは「熊」がお気に入りだそう。
それで、「馬と熊」の書いてもらいました。


 ーーー来年は羊年、良い年でありますように!きっと、元気で!