人種差別の授業「青い目、茶色の目」


 このフィルムを大学のスザンヌ教授のゼミで知った。
バックパッカー旅をしていてぞんざいに扱われたことが度々ある。「なんて失礼な態度!」と憤慨したが、あとで人種差別なのかも?と気がついた。


 人種差別はタイにもある。そのひとつがサラリーの差じゃないだろうか。
タイ人は欧米人が好きで、高い鼻と白い膚を持っているだけでサラリーが違う。中国人やフィリピン人の英語教師はサラリーが低い。アフリカ系アメリカ人もそうだと聞いている。


 大学には英語、日本語、中国語の専攻科目があり、それぞれネイティヴの教師を雇っているが、欧米人が一番高く、フィリピン人の英語教師は給料が安い。もちろん、日本人と中国人も安く設定されている。


 以前、中高一貫校に勤務していたときもそうだったので、同じにすべきだと主張し、欧米人の英語教師と日本語教師は同じ給料になった。しかし、フィリピン人の英語教師は同じにならずに一割低かった。中国人は国のボランテアでダブルサラリーだったので、一番高く問題外。
 思うに、考慮すべきは資格や技術であって、同じタイの学校で働くのだから、国によって格差をつけるべきではない。
それぞれの貨幣価値の違いもあると言うが、そうならば日本は欧米より物価が高いと思う、と主張しましたよ。


 ——たのしい週末、授業に使う映像を探していたら、「人種差別の授業」に行き当たった。
これを使ってみようか? だとしたらどう使うかを考えないとね、むずかしいかな......。


人種差別の授業「青い目、茶色の目」
https://www.youtube.com/watch?v=vpastCF5b_s&list=PLXtkuwjIlSIBGvCRt6GYf4ClMZUNxH1KS