1年生


 1年生はスピーキングの授業。
シーサケットのラチャバット大学には日本語学科のためのキッチン付き教室があるが、普通の教室を二分して和室らしく仕立ててあるので狭い。人数が少ない2年生と3年生は問題がないが、今年の1年生は57名と多いので、広い教室で授業を行っていた。


 2年生の授業をしていたところに1年生がやってきて「さばい、さばい!(快適)」とうらやましそうだ。
「広い教室と、ここと、どっちがいい?」と聞くと、「にー!(ここ)」というので、まあ試しにやってみることにした。
 ここ数日は焦げ付くような暑さで、タイ人でも暑いんだろうね。日本語の部屋にはエアコンがあるし、さばいさばいだ。


 それでも、狭い部屋に50名以上の生徒がすし詰めで入ると、すごい熱気で汗が流れる。
スピーキングだからいいけど、机も足りない。みんな寺小屋の生徒のように小さなちゃぶ台に頭を並べて勉強している。
 狭くていいのは、声が届くことと、誰が何をしているかがわかることだ。


 レベルを把握するために、読み方と数字のカウントのゲームをしたら、天井が落ちそうなくらいエキサイトしていた。
 こんなノリは日本にはないねぇ。 タイの大学生は、超〜可愛いい!