「わかりやすく、楽しく、役に立つ授業」ー日本語教育学会


 イギリスで受けた日本語セミナーの百済教授が来札し、北海学園大学でタスクベース教授法についての講義が行われた。そして、翌日は教授に便乗し、北海道大学で開催された日本語教育学会に出席。
 学会って、エライ先生ばかりでわたしには場違いじゃないだろうか、とおっかなびっくり出席したんだけれど、大変おもしろかったです!


 午後のワークショップは九州大学の小山悟氏。タイトルは「わかりやすく、楽しく、役に立つ授業」
小山先生によると、面白くない教科書はどう工夫したって面白くならないそうだ。それなら自分で作成したほうがいいと教科書を作ったそうな。なるほど、タイで使っている「みんなの日本語」と「あきこと友だち」はぜんぜん面白くない。ワークショップで授業が面白くなる方法を伝授してくださった。


 その1:町づくり。
2、3人でのグループを作り、自分の家の周りに施設を整えて好きな町づくりをする。みんなで話し合い3個の課題をクリアしなければならない。出来た町をどのような課題をもって授業に反映させるか。どの文法を使えるか、というもので、たくさんのレパートリーが上がった。ーーなんか、わくわくします!


 その2:カバンの中身
Webサイトからカバンの中身を広げた写真を引用し、持ち主を当てるというもの。ーー言葉をたくさん使いますね!



 その3:言葉がわからない国のコマーシャル。この日はタイの感動コマーシャルでしたが、感動は言葉は分からなくても伝わってきます。ーーみんな、それぞれなにを思ったかを話し合うことができますね。



 今月末にはタイに赴任するので、ウオーミングアップになって良かったです。
イギリスでお世話になった教授に2日間続けてお会いできたし、カーディフ大学セミナー第1号のパワフルひろみちゃんにも再会出来て、最高に楽しいひとときでした。懇親会まで参加してしまいました!