絵本「いつか、きっと」

 街に出ると本屋の絵本コーナー覗く。
ピンクの扉の花に魅かれて開いた本は平和について書かれていた。本は増やさないでおこう、と決めたばかりなので、また元の位置に戻して帰った。


 しかし、言葉と絵が心の奥底に入り込み居座って動かない。台所に立っても、スーパーで野菜をカゴに入れていても、コーヒーを飲んでいても、空を眺めていても、ピンクの扉の明るさと開いた時の言葉の重さが気になるのだ。
 それで、とうとうネットから絵本を注文してしまった。


 たかが絵本、されど絵本。大切にしなければならないことを暮らしのなかで見つめ、自分に問うのはいいかも....。