Teaching Practice 終了



 今日で1週間のTeaching Practice が終了した。
わたしのトピックは「トイレの問題」で、旅行中トイレで困った経験から「アウトドアスポーツでのトイレのマナーと意識」に繋げるという課題を設定した。女子学生には興味がないかなと心配だったが、以外とみんな明るく取り組んでくれた。



 しかしね、課題は失敗でした。そもそも課題をこなすためのデザインが明確でなく、その上、時間が足りなくなって発表をロールプレイ形式に変更したら、会話が固定され学生の自由な意見が遮られてしまった。不自由な言葉で言わせて、その言葉の手当をしていくというTask-based Language Teachinb(TBLT)の基本から外れてしまったのだ。
 それに、学生が言った不完全な言葉の意味を汲み取って正しく直すことが、ことのほか難しい。日本語のスキルが高くないと出来ないことだ、と実感した。



 日本語教師志望の大学生たちもまた然り、教案のタイムテーブルの記載時間を間違えたり、思うように言葉の手当が出来なかったりで、またもや泣き出してしまった。
「なにが悲しいのか言ってごらん、言えば気持ちが軽くなるから....」と促して話させた。きちんとやろう、という思いばかりが先立ち、うっかり授業開始時間を間違えたのが悔しいという。
「そんなことは誰でもあるさ、それにみんなが直ぐに出来るようなことなら、セミナーなんて必要ないだろうさ」と開き直り、
「よし、みんなで最後の授業にかけようじゃないの!」と、最後は知恵を出し合って、反省会のアドバイスをクリアしましたね。完璧とはいきませんが、確かな手応えと満足を得ることができました。


 最後はみんなで抱き合って喜びましたよ。みんなうるうる状態でした。やったぜ!
『為せばなる 為さねば成らねなにごとも 成らぬは人の為さぬなりけり』と、ね。