授業参観


 今週は集中的に1年生から4年生までの授業参観をしている。
その間に来週の授業の教案やハンドアウトを作成、みんなで話し合い教授にチェックしてもらう作業もしなければならないので超がダブルでつくくらい多忙。



 学生によると、カーディフ大学の日本語のスキルは高いそうだ。
見学していて確かにそう思う。1年生はまだ会話がスムースではないが、文法などはきちんとしている。
それが2年生になると格段に会話も作文も上手になる。初級の下地があり、その上にタスクベースの教え方をしているからだろう、と思う。



 4年生になると普通に日本語で会話し、日本語で授業を受けられる。
授業内容も高度で、見学したクラスは翻訳する場合の問題点だった。直訳では言葉のもつ意味が伝わらないので文化や伝統などの背景を知る事が大切だと話し合っていた。
——ごもっともでございます、まずい翻訳は読む気がしないもの。



 今日は日本経済についてのプレゼンテーションを見学した。テーマは1985年のバブル経済で、中国人の彼女は日本の経済をアメリカ、中国と合わせて紹介していた。これは英語だったが、経済専門の教授がバブル経済の講義のあとアドバイスをしていた。
 日本の大学は1コマが90分授業だが、ここは50分授業なのであっと言う間に終わってしまう。

 ふう〜、学生が優秀だということは、もちろん素晴らしい教師がいるってことですね。こちらにとっても素晴らしい体験です。