ちいさな贈り物


 もと職場の同僚から、ちいさな贈り物が届いた。
封筒がふくらんでいたので、なんだろう?と開けたら星のストラップが入っていた。
「あら〜、すてき!」これは彼女の手作りなんだよね。以前、「青い星」を貰ったことがある。

 あのとき、彼女が持っていたのを見て、「え〜! これ作ったの? きれい」と思わず声にでた。すると彼女はその青い星をくれたのだ。そのうえ、トンボ好きのわたしのために「青いトンボ」も作ってくれた。トンボは今もエンジ色のベレー帽で輝いている。


 冬の夜はオリオンがいっそう輝きを増す。フィリピンは乾期で標高1500mにあるバギオは星がきれいだった。
『冬の夜空にダイヤモンドを描く星々。シリウスのまたたきを届けます』....って、いい言葉でしょう?