What is Happiness?


 楽しい週末。同期入学仲間と街中に繰り出す。ローカルバスに乗って、いざ出発。
しんどかった1週間を終え開放感で幸せいっぱいだ。バスは街中まで30分くらいで1人30円ほど。めちゃ安い!

 バギオは活気がある学生の街で、大きな大学がいくつかある。公園や通りは人が溢れていて、クリスマス前ということもあり賑やか。お金を両替し、友人たちのショッピングにつき合う。学校はネットの繋がりが悪いので、タイで使っていたUSBが使えないかと尋ね、シムカードを買った。その後、帰国のためマニラまでの長距離バス乗り場をチェックして、帰りのバスを予約。バッチメイトのノリさんが東京の友人に勧められたという、パンケーキの店に行くことになった。



 美味しいものイコールしあわせ、の単細胞のわたしはパンケーキにわくわく。日本人の友人が勧めてくれたんだから、絶対間違いない、と食べる前から確証する。

 パンケーキが出てまいりました。さあ、どうでしょうか? 期待してナイフを入れました!
ほんわりとやさしい卵色のパンケーキにさっぱりとしたクリームにサンドされていて、やわらかく弾力性がある。
さくっとナイフを入れて、お皿のレモンソースに浸して口に入れると「う〜んんん....なんともしあわせな甘さが体中に広がりました。塩味がなんとも言えませんねぇ...。なんでしょう、この幸福感! もう、みなさんにお裾分けしたいです。


 と、いうことで話題は幸福について。
彼が言うには、幸せには二つあって、イベントを計画して「達成」する喜びと日常のなかに見つけ出す、「気づき」の喜びがあるという。いかに日常のなかに非日常を取り入れるかと、小さなことに目を止めることで得られる喜びをライフスパンの中に組み入れる事で、幸福は得られるという。


 まったくもって同感する。なんで山にハマったか、というとイベントの達成なんだよな、と思う。山は計画して達成する喜びがある。雄大な自然を相手に仲間と協力してやり遂げる喜びは、他のものに代え難い。そして、それは非日常の世界であり、強くインプットされ、色あせないことだ。


 日常の喜びもまたしかり。
こんな爽やかな青空の下で、美味しいパンケーキにありついていることに感謝する。
「やったぜ、来て良かった!」とカプチーノを飲みながら語り合ったのでした。