1週目終了!

 やったぜ、1週目が終了した。
クリスマス休暇が入るので、その分のエキストラクラスもあって、朝8時から夜の9時までスケージュルが埋まっていた。もう、ため息まで英語になった感じ。



 休憩時間に外気に当たって、「ふう〜!」と大きく息を吐いていると、「なにしてんの?」と若者が言う。
 「お腹から、英語を追い出してんの。もう、お腹いっぱいで...」と大笑い。
 「3ヶ月くらいは勉強したいっす、ね」と社会人の若者が言う。まあね、仕事を持っているとそうはいかないところがね、難しいです。たいていの日本人の学生達は2ヶ月から4ヶ月くらい滞在している。
 シニア世代は時間とお金があるので、4ヶ月ここに滞在して勉強してから、またオーストラリア縦断の旅にでるとか、ご夫婦で滞在していたり、トータルして2年にもなる方もいらして、たいそうリッチな方ばかり。
 


 タイで日本語教師をしたいというマダムがいて、タイの情報を教えてほしいと言うので、話を始めたが、なんだか目的がよくわからない。
 タイの学校のシステムと資格、給料などを伝えると、日本語教師の資格も大学卒の資格もないと言う。それならばと、日本で資格を取る方法を伝えると、そんな時間はないというのだ。資格はないけど、日本で外国人に1年間、日本語を教えたから、教える方法は解っていると言う。

「日本で外国人に教えるのと、外国で外国人に教えるのとでは、たいそう違いがありますよ」と言うと、なんだか不満そうだ。
 そして、お金は必要ないので、ボランテアでいいからタイ人たちに日本語を教えたいのだそうだ。
「それなら、タイ語を習ってから、教えるのはどうでしょうか?」と提案すると、年明けにはタイに行くので、そのときから教えたいとのこと。
 聞くと、彼女は未亡人だそうで、仕事をリタイアしたので、タイで暮らしたいとのことだった。
「タイに住んでいる友人がいますので、タイ人を集めて教える事が出来ます」と言い残して去っていった。




  ーーーなんだよ、ひとが親切に話しているのに......。要するに、タイで暮らしていても暇なので、ボランテアで日本語を教えたいとのことかいな? もう、くたびれているのに余計な話はしないでくれ!
 まあ、いろんな人がいるわな。 やれやれでございます。