イングマール・ベルイマン

 北欧映画界の巨匠、イングマール・ベルイマンの代表作3作を観る。
最初にスクリーンに流れた「Bergman」のアルファベットを見て、あれ?「イングリット・バーグマン」のこと?と思ったら、ベルイマンとバーグマンは同じスペルなんだそう。
 映画「カサブランカ」で有名なバーグマンはアメリカで花開いたのでアメリカ発音で「バーグマン」スェーデン読みだと「ベルイマン」になるのだそう。---Websiteから



 イングマール・ベルイマン監督の作品は以前「第七の封印」と「野いちご」を観ている。芸術的な作品で台詞が舞台劇のようだと思った。テーマが難解で一度見ただけではわからなかったがそれでも所々のシーンが記憶に残っていた。今回はそれらに加えて「処女の泉」。
 なぜ今また、ベルイマンなんだろう、と思いながら観た。人生終盤になってもこれからの選択を迷っていること、家族とのかかわり合いなどについて、なにかよい手がかりが掴めるかも知れないという希望もあった。
 
 しかし、それは虫のいい希望でしかない。映画は旅と同じで、ちよっと視点を変えて、少し違った非日常的な空間から自分を眺めることが出来るのが良いのだ、と思う。


 館内は20名ほどで、いつもと雰囲気が違っていた。男性が多く、知的な映画フアンという気がする。


http://www.bergman.jp/3/