放射能汚染

 いまも放射能に汚染された水漏れが問題になっている福島原発事故
友人が住む飯野町でも町内全部が除染されたわけではなく、県道から外れた山地にある農家はまったく手つかずの状態だそうだ。
県道も除染されたのはほんの道端のみで、各家庭で除染した土はビニール袋に入ったまま空き地に積まれていた。
 放射能の測定器は町内会にあり、畑で採れた野菜など数値を確認してから料理しているそうだ。子供さんのいる家庭では、炊飯器を2個用意して、子供には県外のお米を食べさせているから出費がかさみに大変とのことだ。これから先も、見えない放射能と戦っていかなければならないのだ。避難者への慰謝料だっていつまで支払われるのかわからず、先が見えず気が遠くなるだろう。


 
 飯野町は他の街からの避難して来た人たちで人口が増え、これからも避難住宅が新たに建設予定とか。避難者には東電から毎月10万円の慰謝料が支払われていて、その上除染の仕事をしているので地元の人より経済的に保障されてる。地元住民と格差ができ、それも問題になってきているとか。福島は保障問題の他に、放置された動物などいろんな問題が山積みだそう。



 高台にある千貫森公園から平野を眺めると、稲がたわわに実り黄金色に広がる。見た目には豊かで平和そのもの。日々、放射能の汚染と戦っているなんて信じがたい。見えないものと戦わなければならない福島県民の問題は、日本国民の問題でもある、と思った次第。


 そうそう、この森にはUFOが降りたったといわれている。かわいいUFOの像が並んでいましたよ。