パエリアパーティ


 バレンシアからやってきたフェルナンドの友人は、なんとドでかいパエリアパンを抱えてきた。
セキリティでこれはなんだ?と引っかかったらしい。もちろん、バレンシア米と特性オリーブオイル、諸々のスパイス&サフランも持参で準備周到。北海道一周旅から戻った今日、我が家でパエリアパーティと相成った。


 まず、キッチンでプシュと缶ビールを開け、飲みながら旅の話を聞き料理の下ごしらえ。スペイン人も同じことをするらしいですよ。
 札幌からスタートし、美瑛、旭岳&層雲峡、稚内、利尻&礼文島、知床、根室、襟裳、函館、江差、小樽と文字道リの北海道一周旅だ。
「えっ?江差まで行ったの!わたしのホームタウンだよ」とびっくり仰天。なんと、一番気に入ったのが江差だそうで、「えっ、なんでまた?」と重ねて質問。
「古い家がすてき!かもめ島がいい!海がいい!人がいい!歌がいい!」とべたほめ。その、歌ってゆうのは、江差追分のことかいな?なかなかシブい外国人じゃね。丁度お祭りだったらしく、特別な経験だったと大喜びだ。わたしも田舎を誉められ、なんとも嬉しい。


 その次によかったのは各地で入った温泉とか。地元の人が掛け湯をしてから入る事を教えてくれて、裸で露天風呂に入ったらしい。とても気持ちがよかったと話す。「普通の外国人は水着を着るよ」と教えたら、「郷に入っては郷に従え」ってなことを言っていましたね。お〜たのもしや!



 そうこうするうちにパエリアが出来上がり、新聞で蓋をしてしばし蒸らす。その間に前菜の蕎麦サラダとノビタ先生ご夫婦が持参した笹寿司とワインで旅の無事を祝って乾杯だ。


 丁度、タイからのお客様もいらしてたので合流し、国際色豊かなパーティになりましたよ。
最後に、お二人に浴衣を着てもらい記念撮影。日本娘に変身していただきました。大喜びでしたね。とても良くお似合いでした。