東北旅

 週末、東北のショート・トリップに出かけた。
みどりの窓口」のお兄さんに「朝、7時の青森行きのチケットください」と言ったら、指定券を2枚渡されたので「え〜?直行便はないの?」と訊くと「ないです!」と無愛想に言い切った。ー便?飛行機じゃないぞ、と思ったのかも....。
 「や〜、めんどくさいねえ」と言ったら、「向い側のホームですから」とのことでやれやれ。志の輔新作落語みどりの窓口」を思い出し、無理難題を言うお客さんに大笑いしたけれど、自分も大して変わらないかも?と苦笑する。
 
 翌日の早朝、無事列車に乗ることができほっとして、買ったばかりの携帯のマニアルを開いて、着信履歴の操作方法を読んでいたがわからない。どこのボタンを押しても履歴が出てこないのだ。
「おはようございます!乗車券を拝見させていただきます」と爽やかにやって来た若い車掌さんに「すみません、履歴はどこで見るんでしょうか?」と朝一の質問。一号車の一番前に乗っていたのだ。
 彼は、さっと着信画面を出してくれたので「あら?いまどこ押したの」とびっくり。「左の矢印ですよ」とのことで一件落着。お隣のおじさんが笑っていましたね。


 パソコンを持参したので、新聞を読んでメールをチェック。たまった返信を書いているうちに函館に到着。濃霧のため列車が遅れたので待ち時間もなくお向かいのホームから青森行きに乗った。
 車内のフリーガイド冊子にカメラマンの友人の名前を発見。病気だと聞いていたけど元気になったんだ〜、と一安心。彼ら夫婦が大雪山を案内してくれて、それから山中毒にかかってしまった経緯がある。


 そうこうしているうち「次はあおもり〜、青森....その次は新青森....」のアナウンスが。青森駅が二つある。「えっ?どっちだろう」と停車間際にあわてて友人に電話を入れる。間一髪、青森駅に下車できてやれやれでございました。
 携帯といい、ネットといい便利な世の中になりましたですね。

 つづく