絵本製作「まいごのぴよくん」

　絵本製作第４弾は「まいごのぴよくん」
まいごになったぴよくんがおかあさんを見つけるお話で、いろんな動物が登場する。
出会った動物に「どんなおかあさん？」と聞かせて、応えを考えるのがおもしろかった。
　白い本に直接絵を描いて文章も手書きをしたオリジナル絵本。残りのページにはひらがな五十音の絵を描いた。４歳は文字を憶え始めるころなのでよろこんでもらえるかな？　手作りの布カバーをかけて出来上がり。絵本製作はけっこう楽しい。

「まいごのぴよくん」
あれ？　ぼくのかあちゃんがいない…

ねえ　ぼくのかあちゃんしらない？
　どんな かあちゃん
—しろくて ふわふわしてんの…　　　 　　　しろくまさん？　
　　　　　　　　　　　　　　　　　—ちがう…そんなにおおきくないもの

ねえ　ぼくのかあちゃんしらない？
　どんな かあちゃん？
—あしのつめががながくておおきいんだよ 　　ふくろうさんかな？　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—ちがう…よるは ねるもの。

ねえ　ぼくのかあちゃんしらない？
　どんな かあちゃん？
—いつも たくさんこどもをつれてるの
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あひるさんかな？
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　—ちがう…およげないもの
ねえ　ぼくのかあちゃんしらない？
　どんな かあちゃん？
—みみずをさがすのがうまいんだよ　　　　　はとさんかな？　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—ちがう…とべないもの

ねえ　ぼくのかあちゃんしらない？
　どんな かあちゃん？
—あさ だれよりもはやおきなんだよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　わかった！ にわとりさんでしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　—そう…こけっこーと あさをしらせるの
にわとりさんなら　やぶのなかだよ
　　　　　　　　　　　　　　　　—ありがとう！

そこへ いじわるきつねがやってきました。
　おい ちび おいしそうだな。たべちゃうぞ！
　　　　　　　　あ〜、たべないで！　ぼく かあちゃんをさがしているの
　かあちゃんは どこだい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あのね わかんない…

すると しんぱいしたみんながやってきて
　ひひん がおー　めえめえ ほうほう　わんわん があがあ　にゃおー　
　ちゅうちゅう　こけこっこー　と ないて きつねをおいはらいました

しんぱいしたのよ みんながいいました
　　　　　　　　　　　　　　　　ぼく だいじょうぶ　みんなありがとう！　

おかあさんは やぶのなかで
こどもたちをおなかのしたにかくしていました。
　　　　　　　　　　　　　　　　ぼく かあちゃんをみつけたよ！