ヤイ夢・アジア「日本語コンテスト」

 
 派遣元のヤイ夢・アジアによる「第3回 日本語コンテスト」が行われた。
昨日、今日のためのおやつを作りながら、受験するチームの最終チェックをして、万全を期した。
「お昼だから、おわりましょう」と言っても「ドリルを全部終える」とがんばるので、友人のコウスケ先生にバトンタッチしてもらい、わたしはどら焼きと寿司の準備をしていた。二人の声を背中で聞きながら、「なかなかやる気があるじゃん」と感心した。



 さて、当日。最初の「語彙」の問題で漢字が8問でた、とナーバスになっている。
「まいぺんらい、かあ。問題ないよ。漢字は勉強していないんだから」と慰める。
 漢字の問題は出さないと言うことだったので、ジュンコ先生と青くなった。彼女の生徒も漢字は勉強していない。コウスケ先生が「それは生徒が可哀想だ!許されない」と試験問題について文句を言いに言ったが、「語彙」といえば漢字に決まっている、と聞き入れてもらえない。「それはないでしょう!」と自分の生徒でもないのに怒っている。ありがたい....。
「まあ、まあ、あとで」と言うことで、その場を収めた。

 最後の課題のスピーチも文章を飛ばすことなく終わり、質問の段階になって緊張したのか、質問に答えられない。試験官と同じ質問を練習していたのに言葉が出てこないのだ。こちらにも緊張が伝わって来て、はらはらして手に力が入り熱くなった。でも、質問には半分答えられたので、まあまあでしょう。



 はあ〜、忙しかった日々がこれで終わった。
コンテストが終わり、お茶タイムにどら焼きとお寿司を食べ、みんなで道端レストランのガイヤンを食べに出かけた。
 漢字の提出問題についても、みんなで話し合い「次回は、漢字の語彙を出す場合は範囲を指定する」と言うことでお互いに了解した。
 心温まったのは、試験の間中、廊下でチームの友達が心配しながら待っていた。休憩の度になにやら話している。「いいともだちね〜」と言ったら、照れていましたね。ほのぼのとしました。
 そうそう、もちろん合格です!