環境整備 その2

 外国人の職員室が食べ物のすえた匂いがする。
職員室には水周りがないので食べた皿やどんぶりを洗い桶にいれたままなのだ。
 わたしはいつも日本語教室にいるので気にしなくてもいいのだが、コピーをとりに職員室のドアを開けるとムッとした匂いが鼻をつく。窓は閉め切ったまま、生徒がうるさいと廊下のドアも閉めたままだ。夕方は、西日が当たるので最悪だ。
 いつもいるのは、フィリピンの英語教師とベトナム語教師、そして中国語教師だ。イギリス人のケスは愛煙家なので、授業の合間は自宅にいるらしい。

 洗い桶の中に飲み残しのコーヒーが腐ってゼリー状になっていたり、インスタントらーめんがぬるぬるして気持ち悪い。見るに見かねて掃除をしている。
「なんで、こんなことせにゃならんの?」と思うが、少しの時間を浪費するだけですむことだから、まっいっか…、と思っている。掃除のおばさんがきれいにしていると思っているのか汚し放題だ。
 掃除のスタッフも最近は手抜きで、後期に入ってからは、日曜日にわたしが掃除をしていた。先週は窓も磨いてきれいにした。



 それにしても、自分のドレスアップには時間をかけるけど、食べ物を散らかしたままというのはどうかねぇ。これはタイ人にも言える。整理整頓ということを知らない人が多いですね。


自宅の仕事部屋