小春日和

 朝夕涼しくなり、小春日和が続く。夜は月の光に虫の声がさざめき、いまタイは秋らしい。

 秋の夜長、「空へ」の英語バージョン「In to Thin Air 」Jon krakauerを購読中。
1996年5月、エベレストの公募登山で9人もの遭難者を出した話で、2番目のセブンサミッターである難波康子さんも犠牲者の一人だ。
 その当時、ベストセラーになった本で、カトマンズの古本屋で見つけた。すでに訳本を読んでいるが、原語で読むのはリアリティがある。面白い、と言うほど単語力がないので辞書と首ったけだ。それでも山の遭難ははらはら、どきどきしてしまう。
 ニュージーランドのロブ・ホール隊とアメリカのスコット・フィシャー隊の対立。呆れるマナーの台湾隊はストームに合い他の隊に救助され死者を出したにも拘わらず、登頂の成功に浮かれている。
 USAのピットマンは市場調査の編集者だがメデアをバックにわがままし放題のトラブルメーカーだ。彼女は国内外に話題を振りまき、ベースキャンプはさまざまな人間模様が展開される。
 それにしても、技量の誇示と名誉欲、お金がからんだ公募隊はいったいどうなるんだろう......。


つづく....ネットが繋がらないので、残念ながらしばらくは写真をUPできません。もう少しお待ちください。



エベレストBCへの最終の宿、ゴラクシェルプ