若者たち

 昨夜は下の階のティアのところに中国人の若者が自転車でやってきた。
「どこからきたの?」と聞くと、隣町のカウオンからだそうだ。30分で着いたそう。すごい脚力!車でも20分はかかるのに。

 アナとティアは中華料理に腕を振い、わたしにも声をかけてくれた。
若者たちの話題は将来のこと。ティアは国に帰って大学院に行きたいとのことだ。有名な大学を卒業したティアは、大学院よりもアートを勉強したいらしいが、おじいちゃんが彼女に将来の望みをかけているそうだ。
 タイ語が得意なアナはタイの大学の修士課程に入学したいと言っていた。そして、今日マハーサラカム大学へ試験を受けに行った。きっと来年は大学院生だ。
 自転車の若者は世界を旅したいと言っている。
そうね、若い時にこそ必要だと思う。彼は英語が堪能で、赴任してたった3ヶ月なのにタイ語も日常的には困らないらしい。タイ語が堪能なアナと同格に話をしている。
 国のボランテアで中国人の若者たちが1200人も来ているという。1ヶ月500us$相当の給料とチケット代、保険代が支払われるそうだ。赴任先の学校からも給料が支払われるのでダブルサラリーとなり、中国で働くより多くなるらしい。1年で帰国する若者が多いが、インのように3〜4年と語学教師をした後タイの大学の修士課程に入学したり、帰国後、新たにタイで職を見つけたりしている。


「あれもしたい、これもしたい」と夢が盛りだくさんのデナータイムだった。
 それにしても、若者たちの食べることと言ったら! 中国人はよく食べるから逞しいのだ、と思いましたよ。若者に「ベッドが空いているから、良かったらどうぞ」と泊まるように勧めたら、カウオンに帰ると言う。
 朝、ジョギングのために外に出たら自転車がなかった。夜中に帰ったんですね〜。爽やかな若者でしたね。