アドバイス


 タイの生徒を日本へ招待するための試験、日本語コンテストの受験対策を始めているが、どうプランを練っても時間が足りない。それで苦肉の策で日本語教師スペシャリストにアドバイスをお願いした。
 すると、愉快な返答が届いて、あははは〜!久しぶりに声を出して笑ってしまいましたね。


『18課までと、範囲がはっきりしているんですね。
 通常100時間以上かかりますが、それを週3時間の3ヶ月ということは、計40時間ぐらいですか? きっちりやると全然足りませんね。
 コンテストの内容がわからないのでポイントがわからないのですが、とりあえず文型と意味をつめこむか、山を張って練習するかどっちかでしょうか(^_^;)
「山」ならマキさんのお得意分野なのでだいじょうぶ?(^_-)-☆ 』


 彼は昨年まで国際交流基金の親分みたいな機関で働いていて、6年間の海外ポランテアも経験し、現在はバンコク日本語教師をしている。日本語に関しては20数年のキャリアがあるのだ。
 彼が足りないというなら、どうあがいたって18課までたどりつかないことが証明されたようなもんだ。なんだか気が楽になりましたね。無理難題を出されて四苦八苦している自分が阿呆に見えて、笑ってしまった。

 そうさ、山なら得意!エベレストのてっぺんまで行っちゃったんだから恐いものはない。生徒たちと楽しんで勉強しょう、と決意した。