続 English camp

 小雨模様で、アクティビティのトラジャーハントが中止になった。
ヘッドティチャーが生徒たちを5グループに分け、担当する教師を振り分けて「なんでもいいから、イベントを考えるように」とのお達し。アナは「またあ?彼とはもう仕事したくない!」と行き当たりばったりの指示に怒っている。
 それでも、さっと歌とゲームを考えるところが玄人だ。歌は「しあわせなら手をたたこう」の英語バージョン。ゲームは升目に書き入れた船を沈める「バトルゲーム」
 お互いに升目に船を書き入れ、「A-10」というように、縦の欄の数字と横の欄のアルファベットのクロスしたところに船があったら、船を沈めることができる。このゲームが生徒たちになかなか理解できない。なんでできないのか、と思いながらと口をすっぱくして説明していたら、数字の英語がわからず、アルファベットも読めなかった。数字はタイ語でいいから、と言ったらわかったようで、ほっ!


 たいへんなEnglish campだったけれど、好奇心いっぱいの生徒たちに囲まれて幸せだった。
アナに「ね、タイの生徒たちはかわいいでしょう?」と聞いたら、「そうよ〜!フランスじゃこうはいかない」と同意してくれた。
 アナ曰く、「タイの子供たちは人を敬うことを知っている。これは国にとってたいせつな財産よ」とのこと。そうね、と心から思う。