English camp

 週末に60キロ離れた友人の学校、ソムデットのピッタヤサンスクールのEnglish campに参加した。
そこの学校で英語とフランス語を教えているアナが電話をくれ、わたしをカンジャナ・ゲットーから脱出させてくれたのだ。
「いく、いく!」と二つ返事で、「誰が生徒を引率するのか」とタイ人の教師の間を聞き回った。そうしたら、生徒との合同のキャンプではなく、教師たちのためのセミナーだった。

 分厚いワーキングテキストが配られ、それに沿ってセミナーが進められる。アナの担当は「フランスのクレープの作り方」の紹介だった。土日、2日間に渡って行われたセミナーはお茶タイム2回と昼食付きだ。
 実際には、テキストをちょんちょんとピックアップしてグループワークを行い、間に歌やら、幼児向けのダンスを挟んで終わった。眠くなると、「立ってくださあい!」と号令がかかり、大の大人が身振りよろしく「♪大きな木の木のしたで......」のような歌を歌うのだ。よく歌っているらしく、みんな歌詞を知っている。
 タイ人の教師は生徒同様、集中力がないのだね。半日机に座っていられない。お茶タイムにはセクシーな話題で盛り上がり、わたしが「その意味はなに?」と訊くと、英語に言い換え、さらにボティランゲージで示すのでアナはしかめっ面をしていた。それがタイ人の教師にバカ受けだ。けっこう教室でもやっているらしく、外国人の教師たちはたまげていた。
 タイでは、学校の副校長が日本人の金持ちに愛人を紹介をしたりもする。お金が入ればいいってもんでもないでしょう?これがなんでもありのタイカルチャー? ってわけかねぇ、ようわからん。


 アナはさりげなく終わりのあいさつをしていたが、外国人教師たちは、あ、はあん?と首をひねっていましたね。幼稚園児なみのセミナーで、たぶん各学校からは交通費と日当が支払われているんでしょうね。



 ↓ お二人はゲイの英語教師で、ゲイボーイは話上手&芸達者なので人を飽きさせない。