映画 「風と共に去りぬ」

『 ..... I thinking about tomorrow. After all, tomorrow is another day.』 
あまりにも有名な台詞で、路頭に迷ったときに、この台詞を思い出す。


 日曜日の午後、中国のテレビ局が「風と共に去りぬ」を放映していた。偶然に観たのだけど、何度観てもおもしろい。その都度、新たな人物に魅かれる自分がいる。
 若かりし頃に観たときは、おしとやかな良妻賢母のメラニーに魅かれたが、結婚して子供を持つとスカーレットに肩入れして、彼女の逞しさにぞっこん惚れた。今度は、セクシーで男らしいレッドが素敵だと思う。それにしても、スカーレットはどうして、いつまでも、なよなよした優柔不断なアシュレーを諦めきれなかったんだろう。


 人生ままならないもの。そして、人は愚かにも真実に気がつかないものなのだ。スカーレットが真実に気がついたとき、レッドは捨て台詞を残して去ってしまう。
『Frankly, my dear. I don't give a dome』英語では相当にきつい言葉らしい。 それでも、諦めず懲りないスカーレット。
そして「明日がある....」の台詞へと続く。明日へ希望を託す不屈な精神。だからこそ、あの壮大なドラマに魅かれるのだろうか。